(去る2012年10月21日(日)に開催されました、「グランプリ名古屋トライアル」郡山の開催結果及びベスト4のデッキリストに関しましては、 http://kohriyamamtgalliance.diarynote.jp/201210222245252761/ をご覧頂きますようご案内申し上げます。)


(前項よりつづき)

 何故私が休眠から目覚めたか、というお話になるのですが、それは実はネットを漁ると判明する、言わば「有史」の話になります。
 その、ネットでたどれるお話をさせていただく前に、補足めいた「有史直前」のお話を少ししておきます。
 私は大会稼業を中断はしましたが、頻度こそ少なくなったものの、ネットでは時々現状を確認したり、市内にデュエルスペースが出来たと言えばそこに顔を出して状況を確認しにいったりということを、かろうじてやっていました。だから、「場に出す時に伏せて出す、遊戯王みたいなことをしてプレイするルールがあるらしい。」とか「純和風なテイストのエキスパンション・シリーズが出たらしい。」とか「テツオ・ウメザワはヘタレだったが、その彼の持つアイテムが激ツヨらしい。」とか、「ウルザランドが何か知らんがエライ高値らしい。」とか、いろいろな人の噂話を聴いては「ふーん、時代も変わるもんなんだなぁ。」という気で聞き流していました。
 実際のところ、買わなくなってしまったエキスパンションがどのへんなのかということを言えば、ウルザズディスティニーまでは整理きっちり、メルカディアンマスクス、ネメシスまではお店に顔出した時にちょこちょこ、で、自宅の自室に未開封のプロフェシーのボックスが一つ転がっている、それ以降は買ったこともほとんど無いという状況です。
 余談ながら、「プロフェシーのボックスが未開封で一つ部屋に残ってるんだが」というお話をすると、周りの方はこぞって「絶対開封するな。」とアドバイスして下さるので、未だに自室には未開封のプロフェシーのボックスが一つ転がったままになっています。「マジック」の世界も株式市場のように上がり下がりのある相場環境を呈しているようですので、化石のようになってしまっても、いつか価値が見直されることがある「かも」知れないと思い、今だ開封せずそのままにしております。
 ちなみに、一時の気の迷いで購入した「アンヒンジド」の未開封ブースターボックスが二つほど部屋にあるのですが、これは近い内に開封したいなと思いつつ、まだ踏ん切りがつかないでいます(苦笑)。

 さて、そろそろ「有史」の話に入らせて頂こうと思います。
 それは、「Astral Guild」の「地域交流板」を眺めていた時にたまたま見つけた、とある一つの書き込みでした。
(参考: http://forum.astral-guild.net/board/41/23/1-100
 この書き込みは「郡山にショップがあるよ。」という書き込みにレスする形で、とある人から寄せられた書き込みだったのですが、
(以下原文ママ)
 「今晩は。
上記の店はOrb less Orbという店だよ。
ほかにも店内で聞いたら店があるらしいよ。いわきでMTGやりませんか、
何人かでサークルとかつくれたらいいな?」
(以上原文ママ)
 ・・・「いわきでMTGやりませんか、何人かでサークル作れたらいいな?」・・・何? いわきでやりたいのにサークルが無いとは何ぞや? やりたいという人が居るのに、いわきにはサークルが無い? 拠点が無い? それはいかんだろう!
 どうもこの時に昔の熱病がぶり返してしまったようです。それからいろいろといわき市内の賃貸会場の情報を収拾し始め、いわき駅前再開発事業の一環として新築された、いわき駅前の新築ビル「ラトブ」内のそのまた1テナントとして入居していた第三セクター事業「いわき産学官ネットワーク協会」が運営する「いわき産業創造館」(同ビル6階)の一会議室を会場として借用し、「週末を直前に控えた金曜夜のリラックスした雰囲気の中で、短時間だけの会合を開いて、「マジック」愛好者の情報交流の場としよう」という趣旨のもと、わたしのいわきでの「マジック」活動を再出発させました。それが「いわきで「マジック:ザ・ギャザリング」の会」だったのです。
(参考URL: http://iwaki-de-mtg.blog.so-net.ne.jp/2009-04-23
(参考URL:社団法人いわき産学官ネットワーク協会 http://www.iwaki-sangakukan.com/
 発足当初は、自分も参加して、会の運営上の最終責任を取れるように、というつもりで、金曜日の18時から21時という3時間だけの会合を行うという形でスタートさせました。この、たった3時間の中で出来ることというのは、本当に限られています。でも、その短い時間の中で、「交流する場」を設けた私の趣旨を理解して下さった参加者の皆様方から、「ワンブードラフト(ブースター1個と土地を混ぜて行われる、簡易なブースタードラフト)をやりましょう!」など、私が知らなかった企画やアイディアを持ち寄って頂き、参加される皆様がめいめい楽しんで頂くような形で、「大会」と言うにはまだ遠い、「交流会」という形で会合を発足させて行きました。
 サークル名の由来は、カッコつけることも無くそのまんまの名前を採用することにしました。つまり、名前を聴いても何をやっている会だか分からないのでは仕方が無い。隠すつもりも無いが、知っている人が見れば何をやっているか直ぐ分かる、という分かりやすさを前面に出すつもりで「いわきで「マジック:ザ・ギャザリング」の会」を名乗ることにしました。後に、参加者さん(現在の会の代表者さま)が付けて下さった略称「いわきMTG」を会の略称として通用させ、それは現在もそのまま活き続けています。
(参考URL: http://iwakidemtgnokai.diarynote.jp/
 当初、金曜夜の3時間だけの会合は「夜会(やかい)」と称していました。ご存知の方ならピンと来るかも知れませんが、シンガーソングライターの中島みゆきさんが催されるライブコンサートは「夜会」と称されるそうで、これを聴いた時にFNM(フライデーナイトマジック)に引っ掛け、「今はFNMは出来ないけれど、いつか必ず催してみせる。だからそれまでは、「夜会」を名乗って中島みゆきさんのコンサートのようにこの会合も繁盛させていきたい。繁盛させてみせる。」という志を込めて「夜会」と称していたつもりでした。
 私の中では、主催者レベル(現在は店舗レベルですが)を向上させ、「いわきでもFNMを開催させてみせる」ということは一つの目標として持ち続け、そして店舗さま、ご来場者さまのご協力を頂き、FNMやプレリリースパーティ、ゲームデーなどの各種イベントをいわきで開催出来る運びとなり、現状まで引き続き開催し続けられたことは大きな喜びであり、自分自身の、かけがえの無い自信につながることでもありました。
 勿論、その間にも店舗さまや、市内の各会場さまの情報を収集し、常に色々な可能性を探ってきたつもりです。「いわき産業創造館」「(閉店してしまいましたが)ザBee倉前店」「内郷コミュニティセンター」「鹿島ショッピングセンターエブリア」「鹿島公民館」、市内各所を転々としてきたことは、確かに参加者さまに過剰な心労を強いてしまったかなとも思いましたが、それでもWPNの各イベントを滞り無く開催し、自分が目指した「「マジック」における各種イベントの「地域間格差を無くした、プレイヤー間における参加機会均等」」を目指した活動に取り組んできた、という自負はあるつもりです。

 そんな最中、私がいわきを離れ、60数キロ離れた福島県郡山市にやってきたのは、「転勤」という、抗うことの出来ない事象に寄ってなのですが、そのお話はまた次回、稿を改めたいと思います。
 そして次回で一応このコラムは区切れると思います(苦笑)。

 

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